いなか日記。140『我が家の初雪2020』積雪考慮の重要性と「風除室」の有効性。
ゆうです^ ^
新潟では初雪が降りましたね。
初雪はやっぱり綺麗。
モノクロの水墨画、そして音のない世界。
また、久しぶりの雪を見て、積雪を考慮した住宅設計の大切さを再認識しました。
今年の初雪は割と多め!
朝起きたら30cmほど積もっていました。
初雪の日は交通事故に要注意。
自分のリスク回避と町の交通量低減のため、今日の午前は自宅で仕事。
皆様、安全第一で過ごしましょう。
前冬は雪がほとんど降らなかったので懐かしい感覚がありました。
これから先、積雪量は減っていくことでしょう。
しかし、数年に一度は豪雪の年が来る。
積雪量を考慮した構造計画・耐震設計は今後も当然必須。
今一度、肝に銘じたい。
いなか日記。72『大雪の2018年。我が家の雪風景。』 - 住宅設計エスネルデザイン
【秘訣】2018年の積雪から構造を考える。「設計積雪量」① - 住宅設計エスネルデザイン
【秘訣】2018年の積雪から構造を考える。「設計積雪量」② - 住宅設計エスネルデザイン
【秘訣】2018年の積雪から構造を考える。「雪庇・カーポート」 - 住宅設計エスネルデザイン
昨年は新潟よりも関東のほうが雪が降った。
日本海側だけでなく、太平洋側も積雪のリスクをしっかり考慮して設計を行う必要がある。
我が家のトイレ窓からの景色。
我が家には男子用小便器(立ってするタイプ)がある。
そして、目線の先に窓があり、開けるとこの景色♪
プラン(トイレの向き)や周囲の環境に寄るが
『風景を眺められる窓のあるトイレ』
のアイデアを温めている。
トイレは、一人で心を整えられる特別な場所。
杉板張りの車庫。(35年以上経過)
『シルバーグレーになった杉板』と『雪』。
最高の調和。
自然にしか出来ないデザイン。
杉板が「良いな」と感じられるのは、正に「風雪に耐えてきた」ことが身に染みて分かるから。
見た目の良さだけでなく
「苦労しながら成長してきた様子」「父の背中」のような強さを感じるから。
新雪は柔らかく優しい。
春に出る新芽のよう。
ゆきだるま。
いつものごみ出しの帰りに息子と^ ^
玄関の『風除室』。
降雪時、防風時にこの空間に助けられる。
「外」と「内」の間の緩衝空間。
降雪地ならではの建築的工夫。
「ほっ」と一息つける優しい空間。
冬のみ、冬囲いの板を立てる。
春先にこの冬囲いが取れたときの感動も特別なもの。
風除室は、簡単な外作業や植物の避難場所にもなる。
この『風除室』はエスネルの設計にも影響を与えている。
【網川原のエスネル‐44】プロ撮影による完成写真たち。 - 住宅設計エスネルデザイン
【荻曽根のエスネル】プロ撮影による完成写真たち。 - 住宅設計エスネルデザイン
【中野のエスネル‐11】プロ撮影による完成写真たち。 - 住宅設計エスネルデザイン
玄関に「下屋(簡易防風空間)」のあるエスネルたち。
必要に応じて冬囲いを設置しても良い。
風雪を防ぎつつ「外」と「内」を優しくつなぐウッドデッキポーチ。
心地良い朝にコーヒーを飲む愉しみもある。
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新潟の暮らし、いなかの暮らしから、多くのことを学んでいる。
雪、寒さ、地震、杉板、文化、自然、、、
『暮すこと』が『良い家を考えること』に直結している。
失敗は成功の母、改め「苦労は良い提案の母」。
日々の暮らしに感謝しながら楽しく過ごしています。
-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-