【秘訣】『サッシ枠の断熱強化』と『FIX窓のメリット』心と体の心地良さを。

【断熱・気密・健康】の秘訣

ゆうです^ ^

エスネルデザインではサッシ枠の断熱強化を行っています。

また、断熱性、気密性、美観性、コストパフォーマンスの高いFIX窓を推奨しています。

『心と体の心地良さを。』

それぞれまとめました。

 

 

 

『サッシ枠の断熱強化。』

具体的には

・サッシ枠を壁内に埋め、枠の露出量を低減。

・埋めたサッシ枠部分に追加断熱強化。

これらにより

『窓の断熱性向上』『結露リスク低減』『美観性の向上』を図っています。

 

【S邸Web内覧会②】「窓の選び方、壁の切り取り方」 - 住宅設計エスネルデザイン

 

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『美観性の向上』について................

 


サッシ枠の存在が消え、内と外が曖昧につながる空間。

 

 


『空を切り取る。』

窓がないような、壁がくり抜かれたような窓まわりを意識して設計している。

 


ジェームズタレルの作品のような抽象的な空。

自然は刻々と変わる芸術品。

 


窓を天井や壁に寄せて設置することで

・天井や壁に光が広がり効果的に採光が得られる。
 (南隣家が近い場合などは特に有効)

・視線が空へ抜ける。

・天井と壁の角をなくし開放感、広さ感を増す。
 (小さな家を広く感じさせる工夫)

などの効果を得ることが出来る。

 

 

 

 

【中野のエスネル‐13】プロ撮影による完成写真たち。 - 住宅設計エスネルデザイン

 

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『窓の断熱性向上』『結露リスク低減』について................

 


【開き窓のサーモ画像】................

見ての通りガラスよりもサッシ枠のほうが温度が低い。

実際、サッシ枠よりもガラスのほうが断熱性は高い。
(サッシ全体の熱貫流率Uw=0.9。ガラスの熱貫流率Ug=0.62)
(APW430(トリプルガラス))

→枠の温度低下が大きい=結露しやすい。
→枠からの熱損失量が多い。

ここの露出を抑える。

 


【窓まわりの詳細設計図

施工順序や注意点を書き込んでいる。

 


【窓まわり詳細の拡大】

下地を追加することでサッシ枠の露出を低減している。
(約3mm程)

また、その隙間に断熱材を追加し、窓まわりの断熱強化を行っている。

 

 

 

こうした細部に設計、施工の手間が隠れている。

 

 


【FIX窓のサーモ画像】................

開き窓と比べ低温部分が少なくなっている。
(サッシ枠の細さ(露出量の少なさ)と連動)

→『熱損失の低減』『結露リスク低減』

 

この窓まわりの断熱強化はUA値に計上されない。
(計上計算手段がない)

UA値に捉われることなく「価値のある断熱設計」を行っていきたい。

 

 

 

 

 

 

【荻曽根のエスネル】プロ撮影による完成写真たち。 - 住宅設計エスネルデザイン

 

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『FIX窓のメリット』について................

 


【窓(左:開き窓。右:FIX)】................

 

エスネルデザインではFIX窓を推奨しています。

FIX窓のメリットをまとめると

・FIX窓は可動する窓に比べサッシ枠が細いため、断熱性が高く熱損失が少ない。

・可動部がないため、気密性が高い。
 また、将来に渡り気密性低下のリスクが少ない。
 (可動部のパッキン劣化が気密性低下の要因)
 (開き窓などレバーで締め付けるタイプであれば気密の低下はある程度抑えることが出来る)
 (引き違い窓の気密性低下は小さくない)

・サッシ枠が細いため窓の存在感が小さく、風景を綺麗に切り取れる。

・可動部品がないため、コストが安い。
 (たてすべり+FIX窓:8.5万円/引き違い窓:12.5万円/FIX窓:6.6万円)
 (APW430カタログ価格。16511サイズ)

・可動部がないため、汚れが溜まりにくい。
 (引き違い窓はレールに砂が溜まりやすい)

 

【渋谷さん発表①】『引き違い窓の気密性低下。築5年で13c㎡。』リスクを考慮した窓選びを。 - 住宅設計エスネルデザイン

 

また、高断熱+全館空調の家の場合「そもそも通年でほとんど窓を開けない」という状況もある。

近年、猛暑日や熱帯夜が増えたため通風で過ごす期間は限定的で、冷暖房期間が長くなってきている。
(通風が気持ち良いのは5月や9~10月の数日のみ)

また「PM2.5や花粉、黄砂など飛散物の増加」「室内で洗濯物が乾くこと」から建て主様に伺っても「ほとんど窓は開けません」と言われることが多い。

(→網戸も不要=コストダウン〇視界クリア〇メンテ手間減〇)

 

FIX窓のデメリットは「窓外側の掃除のしにくさ」。

これは
・どの程度の頻度で窓の掃除をするか。
・市販の長めの拭き掃除用具で対応なるか。
・窓の掃除は年に一度プロに依頼するのもあり(アウトソーシング)。

などを検討し、建て主様のご意向を踏まえながら決めていくことになる。

(型ガラスであれば窓の外の汚れはほとんど気にならない)

 


洗面室、トイレ、浴室など窓を開ける必要性が低い部分はFIXがお勧め。
(結露リスクも抑えられる)

 

 

また、もちろんですが全ての窓をFIX窓にすることはありません。

換気が行えるよう適所に開き窓を設けます。

窓を開け、そよ風や外気温から季節の変化を感じたり、鳥や虫の音を聞くことは暮らしをより豊かにしてくれます。

(建築基準法でも最低開口面積が定められている)

 

 

 

 

 

【網川原のエスネル‐45】プロ撮影による完成写真たち。 - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

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「窓は引き違い窓一択」という時代もありました。

今も多くの窓を「引き違い窓」や「開き窓」で提案する建築会社が多いと思います。

それが常識的です。

しかし、設計に目的と理由があれば「常識は非常識」となり「非常識が常識」となる。

それは師匠から学ばせてもらったことのひとつです。

 

 

窓一つとってもこれだけ(もっと)検討や工夫する点があります。

設計士の使命は、それらを徹底的に検討し、理由を持ってお勧めすることだと考えています。

窓それぞれの性能や効果を把握し、状況や用途に合わせて適材適所窓を提案していきたいと思います。

 

 


思い入れのある「特別な景色」を。

 

 

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

 

 

 

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