【太陽光】『発電量が年々増加!』我が家の太陽光実績2021。-温暖化の影響と太陽光の今後-

【太陽光・環境負荷低減】の秘訣

ゆうです^ ^

2021年の我が家の太陽光発電実績を紹介します。

なんと

発電量が年々増加しています。

原因はおそらく「アレ」と「アレ」。

計測値を基に

『太陽光を取り巻く環境になにが起きているのか』

を分析しました。

 

 

 

『発電量が年々増える。』

これは想定はしていたのですが、その理由は全く別のものからでした。

当初の想定では

「雪国の新潟と言えど年々降雪量は減っていて晴れも日も増えてきている。」

「だから今後は発電量が増えて行くのではないか。」

というもの。

実際、2020年の降雪はほぼゼロ。

「冬場の晴れの日の増加と共に発電量が増えてきたな」という実感がありました。

 

【測定】2020暖冬をデータでふり返る。『異常気象の振れ幅と超高断熱性能。』 - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

反面、2021年は記録的な豪雪。

「今年は2020年より発電は減ったかな。」

とも思ったのですが、終わってみれば発電量は過去最高。

この結果を見て、原因はなんなのか分析してみようと思い立ったのでした。

 


2021年は「日照時間」「年間発電量」共に過去最高。

『日照時間が増えたから発電量が増えたのだろう。』

と短絡的に結論付けようとしたが、それだと日照時間が少なかった2020年に矛盾が生まれる。

なにが起きている?

発電量が増え続けている原因はなに??

 


発電量の増加に比例して売電額も過去最高に。

 

 

【太陽光】我が家の発電収支公開。「太陽光発電の経済的メリット」 - 住宅設計エスネルデザイン

 

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まずは月毎の発電量の推移を見てみる。

 

2021年の発電量は年間を通して例年よりも多めだったことが分かる。

(豪雪の影響で1月の発電量は少ない)

特筆すべきは『春(2-4月頃)』と『秋(9-11月頃)』の発電量が例年より多い点。

ここに発電量が年々増えてきた原因があると思われる。

 

続いて月毎の日照時間の推移を見る。

2021年は発電量と同様に

『年間を通して例年よりも多め。』

『春、秋の日照時間が年々増えてきている。』

ことが伺える。

しかし、2021年と近しい発電量だった2020年の日照時間は

『春、秋も例年と同様。』

そして『7月は豪雨の影響で例年よりも非常に少ない。』

それでも2020年は2021年と近しい発電量だった。

ということは

「発電量が増えたのは単純に年間日照時間が増えたから」ではない。

 

 

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続いて、年毎の日照時間と発電量の比較を見る。

 


2021年の日照時間と発電量。

発電量と日照時間に相関があることが伺える。

単純に「日が出れば発電する」ということ。

ただし各月をよく見ると『発電量と日照時間は比例しているわけではない』ことが分かる。

これは太陽光は『パネルが高温になると発電効率が下がる』ため。

そのため、夏は他の時期よりも発電効率は下がる。

(効率は下がるが日照量が多いので発電量は多くなる)

 


2020年の日照時間と発電量。

2020年の7月は記録的豪雨で日照時間は非常に少なかった。

注目は6月と7月の差。

『日照時間は大きく異なるのに発電量はそこまでの差になっていない。』

 

比にして見てみる。

7月の日照時間は6月の29%。

しかし、7月の発電量は6月の98%。

この理由はハッキリとは把握できていません。

考えられる可能性は

・日照時間にはカウントされていないが、発電は出来る日照具合だった(晴れに近い曇り)。

・発電効率が良い気温(パネル温)だった。

・日照時間測定場所と太陽光設置場所で日照時間に差があった。

などか。

この件は一旦保留にします。

〈追記〉
発電量の計測日のズレが原因か。
(6月=6/10〜7/10。7月=7/10〜8/10)

 

余談ですが、グラフと下表から

「8月は3月の1.9倍の日照時間があるが発電量は1.08倍。

=夏期は発電効率が落ちる。」

ことが伺える。

 

 

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さてさて、最初の疑問に戻ります。

「なぜ発電量は年々増えているのか?」

「日照時間の他になにが原因なのか?」

すでに書いていますがその原因は

『気温=太陽光パネル温』にあると考えられます。

 

現在、発電効率(カタログ掲載値)の測定基準は「パネル温度が25℃の時」と国際的に定められています。

そのため、メーカーは概ね「パネル温が25℃前後のときに効率が高まる」ように太陽光を作っていると思われます。

 

太陽光の発電量が年々増えているのはなぜか。

その理由は

『発電効率の良いパネル温になる期間が増えてきているため。』

だと推測します。

 


平均気温の推移。
※平均気温は夜間気温も含まれるので発電時と差あり。
※発電時気温=パネル温ではない点に注意。
(発電時発熱、日射によるパネルの温度上昇等あり)

グラフを見ると

『年々気温が上がってきている』様子が伺える。
(特に春、秋)

(比較期間が短いのであくまで推測として)

これが発電量を増やしている原因だろうと。

『発電量が年々増えている理由』をまとめると

・日照時間が年々増えてきている。

・気温上昇に伴い発電効率の良い期間が増えてきている。
(=春、秋、冬の発電効率が上がっている)

ということ。

 


月間発電量(再掲載)。

春(2-4月頃)を見ると発電量が年々増加してきているのが分かる。
(秋も概ね同様)
(梅雨、夏は降水量や気温にムラがあるため発電量にもムラが出る)

『気温が上がり、発電効率が上がり、発電量が増えている』と推測される。

 

 


東北電力のWEBサービスより。

前年より発電量が増えている様子が一目で分かる。

 

 

 

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さて、発電量が年々増えている理由は「日照時間の増加」と「気温の上昇」。

端的に言えば『温暖化が原因』ということ。
(推測)

なんとも皮肉です。

強引に前向きに捉えるならば

『温暖化が進むほど太陽光発電に向いた環境になる。』

『まだまだ温暖化は進むから太陽光はよりパフォーマンスが上がる。』

うーむ、

書いていて虚しくなりますね、

 

ただし、これが現実ということ。

要点を整理すると

『春秋冬の発電効率は増える。(夏の発電効率は下がる)』

『日照時間が増える。積雪が減る。』

→年間の発電量は均される方向に進む。
(発電量グラフの凸が緩やかになる)

→年間を通じて自家消費率は安定、向上していく。
(各月の売電量の差が均されていく)

 

『冬場(暖房期)の発電量が増える。』

→暖房費削減効果が向上する。

→降雪地でも太陽光に向くエリアが増える。

→国内の冬場の電力不足リスクが低減する。
(エネルギー原料輸入費も低減する)

などが考えられる。

 

 

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僕は太陽光パネルの活用を推奨しています。

我が家でも運用しており概ね満足しています。

太陽光パネルの活用方法はいろいろありますが、基本的には「自宅の屋根に設置する」こと。

これから家を建てられる方は建てられる前に一度ご検討されると良いと思います。

 

今後も太陽光に関する報告を行って参ります。

 

 

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