【暮らし】『冷房の工夫。不織布フィルター設置。』ホコリ防止、風量低減による除湿効果。-吉岡、T様のブログ紹介-

〈完成後〉暮らし紹介・工夫・住み心地

こんにちは^ ^

吉岡のエスネルのT様が夏の冷房時の工夫を紹介されています。

エアコン上に不織布フィルター設置
→ホコリ流入低減、風量低減による除湿効果向上。

超高断熱住宅の住まい方の工夫。

建て主様から多くを学ばせて頂いています。

 

 

 

【工夫(やること)】................

エアコン吸込口(エアコン上部)に市販の不織布フィルターを設置する。

【効果】................

〇エアコン内部へのホコリの流入が低減される。
ホコリ溜まりにより①カビが生えるリスク低減②風量低下による冷暖房効率低下リスク低減。

〇ホコリメンテナンスが楽。
(自動お掃除機能より効果的で楽)
①ホコリ補修率が良い(想像)。
②ホコリの処理が楽。
「お掃除ボックスを外してホコリを捨てて付け直す」より「フィルターを取って新しいものを付ける」の方が楽。
③ホコリの溜まり具合を確認しやすい。
エアコン内部を開かずともフィルターを見れば分かる。
(メンテナンスのポイントは「汚れ具合を確認しやすいこと」)
④お掃除ブラシによりエアコン内部までホコリが押し込められるリスクも減る。

〇風量をより低減させ除湿効果を向上させる。
低湿冷房の秘訣は「設定温度低め+風量最小」。
(詳細は下の記事をご覧ください)
不織布フィルター設置によりエアコン風量を最小よりも下げる。
→より除湿を効かせられる。

 

 

【秘訣】『シンプルな設備選定を。』多機能設備の弊害。-エアコン自動お掃除ロボのメンテナンスの落とし穴- - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

【秘訣】真夏の超高断熱『低湿度を叶える冷房のポイント。』-エスネル式換気空調設計-case.燕仲町 - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

今回特に『フィルター等の設置(風量低減)により除湿効果が向上する』ということをT様より伺いました。

T様は様々な家づくりブログやYouTubeを見られていてさらにそれを実践されています。

プロ顔負けです(頼もしい)。

T様のブログを紹介します^ ^

 

【エアコン運用】................

★夏のエアコン運転

我が家は2階リビングで、基本的には2階設置のエアコン1台で建物全体の冷房を行っています。

〇冷房時の空気の流れ

温度差による空気の対流に加え、階循環ファンによってさらに空気が押し出されて、全体的に循環が上手にいってるのではないかと思います。


↑T様ブログより。

 


↑エスネルブログより(T様邸と概ね同様)。

 

 

【秘訣】エスネル式換気空調設計。『換気と空調の経路を揃える。』-シンプルな設計で快適性を得る- - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

 


T様邸の温湿度(2023.8.5)

外気温33.6℃、63%(絶対湿度20.8g/kg)の時

概ね室温27.5℃程、46%程(絶対湿度10.5g/kg)。

見事に家全体が『低湿環境』となっている。

「28℃は暑くないか?」と思われる方がいるかもしれませんが暑くはありません。
(低湿度のため)

むしろ低湿度になると「室温は高めにして冷えを抑えたい」という気持ちが出てくる。
(特に冷え性の方。僕も同様。僕は28℃程、50%程が快適)

 

〈低湿環境実現のポイント〉................
〇超高断熱
〇給気口とエアコンが近い
〇大空間設計
〇適度な日射熱取得
〇低湿冷房(低温+低風)
〇フィルター設置(さらに低風)

 

〈状況(T様ブログより)〉................
・洗濯物はすべて室内干し(1日2回、家族4人)
・換気は絞り気味で運用(二酸化炭素濃度1000ppmを超えないよう、排気ファン運転数を調整)
・三菱JXV6畳用、冷房25℃、風量最低で運転  

 

 

【秘訣】『低湿冷房を叶える設計の要点。』空調、換気、間取りの連動性の考慮。-冷房設計の重要度- - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

 

〈T様ブログより〉................

室温は、2階に比べて1階が少し高めになりますが、好みで個室の循環ファンをONにしたり、少し温度を下げたい時は、補助的に1階エアコンを運転させ、微調整をすることが可能です。

個室の排気扇や、個室循環ファンの音量は、気になる方も居るかと思いますが、私は慣れて全然気にならなくなりました。

 

 

★汚れ防止................

エアコン内部の汚れ防止として、下記写真のような100円ショップのフィルターをエアコン上部の給気部に載せています。

(お掃除ロボと干渉しないよう注意して設置)


一年に2回フィルターを交換しています。

過去の家でも同じ様に設置していましたが、エアコン自体のフィルターの埃が少なくなると感じていました。

 

 

★梅雨のエアコン運転................

梅雨時期は、除湿を促進させるため、フエッピーさんのエアコン運用方法(F式)を参考にしています。


エアコン上給気部にバスタオル等を置き、エアコン風量を最弱よりも更に少なくし、除湿割合が高くなるようにしています。

(私はロール状にしたタオルの開閉具合で給気空気量を調整しています)
(気温が低いときはタオルで覆う面積を増やしエアコン内部を通過させる空気量を減らす→除湿割合を増やす)

通常運転に比べ、室温の温度低下が起きにくくサーモオフしにくくなります。
(運転停止が起こりづらくなる)

※このタオル乗せは、おそらくエアコンメーカー的に推奨しない方法であり、フエッピーさんもタオル乗せを推奨しているわけではありません。
梅雨時期であれば、まず再熱除湿や除湿器を使うことを推奨されています。

 

室内温度の低い梅雨時期、我が家は2階エアコンを冷房&再熱除湿運転(三菱JXVは再熱のみの固定ができず自動切換え)、更にタオル乗せを行い冷気による不快感をほとんど感じずに過ごすことができました。

床下相対湿度が70%に近づいた時は1階に設置した除湿器を運転しておりました。
(梅雨時期に3~4回)

来年は基礎コンクリートからの排湿も少なくなるかと思うので、除湿器なしで乗り切れるか試してみたいと思います。

 

〈村松〉................

T様からフエッピーさんという方を教えて頂きました。

ブログやInstagramで主に『低湿環境を叶えるエアコン運用』について詳しくまとめられています。

(エスネルブログも紹介されていました。フエッピーさん、僕も紹介させて頂きますね)

快適な暮らし方に関する情報が得やすい時代になりましたね^ ^

建て主様の試行錯誤や情報公開に感謝です。

 

 

G1三種換気住宅の全館冷房の実例について

 

 

【T様の感想(夏)】................

○昼の快適性について

家族全員基本的には、室内気温高めが好みのようです。(足先の冷たい感覚が好きではない)

ですので、現状の(人によっては少し暑いと感じるかもしれない)温度で非常に満足しています

○就寝時の快適性について

子供→全く不満なし

妻→ロフト内で就寝してますが、軽い布団をかけて全く不満なし

私→何も掛けずに寝ることもありますが、朝方冷え感を全く感じることがありません

〇エアコン内部のカビ防止について

①不織布フィルターの設置(熱交換器やファンへ到達する埃などの除去)
②サーモオフさせず動かし続ける(風量を絞る)
を意識していました。

エアコン内部に光を当てて確認してみましたが、まだ殆ど汚れは無さそうでした

 

T様、状況や感想をお教え頂き大変ありがとうございます^ ^

詳細にお教え頂き大変参考になりました。

 

T様ブログはこちら↓

今回のエアコンについての他にも家づくりに参考になることを多数まとめられています。

 

エアコン運用

 

 

................

快適な冷暖房計画について。

設計して終わりではなく「運用の工夫」によりさらなる快適性向上を模索する。

建主様の試行錯誤と情報公開に大変感謝です。

当方もより良い情報を公開していきたいと思っています。

 

 

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

 

 

 

 

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