【柿崎のエスネル‐8】上棟『構造、クギ施工監理。』-第三者監理による質の担保-

柿崎のエスネル

こんにちは^ ^

柿崎のエスネルが上棟し構造・クギ施工監理を行いました。

家は様々な職人が関わりながら現場で造られます。

『完成時に見えなくなるもの。』

『第三者監理による質の担保。』

の重要性をいつも感じています。

 

 

 

柿崎のエスネルは上越市に建つ『超高断熱の小さな木の家。』

こもりロフト、デイベッド、田園窓、米山窓、桜見窓、、、

『複数の居場所、居心地、景色』を叶える2階リビングの家です^ ^

 

 

【柿崎のエスネル‐1】モケイ完成。3Dパース紹介。『家族で夢を語る特別な時間。』-ワクワクの共有- - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

これまでの工事監理の様子はこちら↓

 

【柿崎のエスネル‐5】基礎工事『配筋監理の重要性。』-完成時に見えなくなるもの、第三者監理による質の担保- - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

【柿崎のエスネル‐7】基礎工事『コンクリ打設監理。』-第三者監理による質の担保- - 住宅設計エスネルデザイン

 

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上棟時の構造・クギ施工監理を紹介します^ ^

 


まずは基礎の上に「土台」を設置するところから。

 

 

 
土台を置く前に隙間が出来ないよう「気密パッキン」を設置する。
(上写真の黒のスポンジ状のもの)

その上に金物を設置。

アンカーボルト直結のこの金物が地震時の引抜に抵抗する。

 

 


土台を設置し「座金」で締め付けて固定。

引抜金物も座金も構造計算により選定されたもの。

地震力に耐えられるよう設置位置や種類などを検討する。

耐震設計の要点はこの「金物」たち。

 

 

 

 


地震力(→引抜力)を負担するアンカーボルト。

耐力壁の強さとのバランスを見ながら設計を行う。

 

 


土台の上に柱を設置して上棟前の作業は完了。

 

 

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いよいよ上棟当日。

 


構造材が上げられ梁や2階の柱が立っていく。

 

 

 

 

 


大工さんの姿がとても頼もしい。

 

 


2階の梁の上に床下地となる合板を設置する。

この床合板も地震に抵抗する重要な構造材。

地震力はまず床にかかる。

かかった力を耐力壁に伝えるために十分な強度の床を造る必要がある。
(水平構面)

 

 


合板の留め付けが設計通りであることを監理する。
(クギ種、ピッチ、精度等)

重要なのは地震力に耐えられる床を設計すること。
(構造計算)

そして設計通りの施工が行われていることを確認すること。
(工事監理)

 

 

留め付けクギのピッチは75mm間隔。
(一般的な150mm間隔の倍)

積雪地で耐震等級3を確保しつつ、コストバランスも考慮する(梁の数を抑える)となると細やかな設計が必要になる。

そこが設計事務所の力の見せどころ。

 

 


合板設置の前に「金物の隙間を気密テープ張り」する。

高気密住宅の施工は超絶技巧の職人技がいるわけではない。

こうした丁寧な作業の積み重ねが重要になる。

 

 

 

 

 


屋根の頂点にかかる梁(棟木(むなぎ))が掛かり「棟上げ(=上棟)」となる。

特別な瞬間。

 

 


屋根を支える「登り梁」がかかっていく。

登り梁構造+勾配天井とすることで屋根裏空間を室内空間として活用する。

小さな家の設計は『家が持つ容積の有効活用』がポイント。
(屋根裏、床下、階段上など)

 

 

勾配天井空間を活用し『階段上ロフト』や『デイベッドスペース』など心地良い居場所を設計している。

 

 

【秘訣】癒しの居場所『デイベッド。』住まいに多彩な居心地を。-I様ブログ紹介- - 住宅設計エスネルデザイン

 

 


構造材(梁、柱)の設置が完了!

 

 


上棟は設計者にとって特別なもの。

構造設計の苦労が報われた感
大工さんへの感謝
2階からの眺めを初めて感じる(窓設計の答え合わせ感)、、

感慨深い特別な瞬間。

 

 

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屋根の梁(小屋梁)の上にも構造用合板を設置して強度を得る。

登り梁構造の場合、合板の設置がしやすい点も設計上のポイント。
(梁の上に束などが立たないため)

 

 

 

 

 


2階床と同様にクギの監理を行う。

クギや金物はいずれ見えなくなってしまうもの。

施工写真を残し『工事監理報告書』として建て主様へお渡ししている。

 

 

設計事務所の仕事『第三者による工事監理「工事監理報告書」作成。』 - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

 

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U様、上棟おめでとうございます。

質実剛健の構造が完成しました^ ^

カネタさん、丁寧な施工をありがとうございました。

皆さま、引き続き何卒宜しくお願い致します。

 

 

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

 

 

 

 

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