『コロナショック後の住まいづくり再考。』家は建てたほうが良いのか。-家の持つ価値、家を建てる意味-

【失敗しない家づくり】の秘訣

現在、家づくりを取り巻く環境に大きな変化が起こっています。

『コロナショック。』

 

「これからの住まいづくりはどうすれば良いのか。」

「家は建てたほうが良いのか。」

「新築以外に有効な代替案はあるのか。」

「そもそも自分はなにを叶えたいのか。」

 

僕自身いずれ家を建てたいと考えている一人。

検討の先に感じたことをまとめました。

 

 

 

現在、家づくりはコロナショックにより

・建材価格の上昇(コロナ前から+数百万レベル)

・建材納期の遅延(合板、設備関連)

・先行き不透明さから来る不安感の加速

等が引き起こされています。

建て主様も業者もお互いに辛い。

日本経済にとっても辛い。

検討もヘビーです。

 

しかし不安に取り込まれ行動を先送りにしていても事態は好転しない。

「具体的にこれからどうすれば良いのか。」

ここ最近、悶々と考え続ける日々でした。

 

 

 

検討の先に感じたことをまとめます。
(僕から僕への言葉)

 

 

 

「全てを叶える魔法のような答えはない。」

状況は変わった。

何かを得るには何かを捨てなければならない。

その取捨選択のメリハリがより重要になる。

 

 

 

「必要以上に心の不安を加速させるのは良くない。」

心身ともに疲れてくる。

ワクワクする心が減ってくる。

どこかで割り切らなければならない。

この辺りは往々にして女性は得意。男性は苦手。

僕自身かなり悩む性分。

そういうとき相方の言葉やスタンスに何度も救われてきた。

 

 

 

「変化の最中は視野が狭くなる。」

立ち止まっていればよく見えるものが速く動いているときには見えにくくなる。

心がそわそわしていると何が叶えたいのかが見えにくくなる。

一旦落ち着こう。

落ち着けるよう行動に工夫を凝らす。

(カフェ、森、温泉、、)

 

 

 

「検討を深めれば深めるほど沼にハマっていくことがある。」

ある点までは検討を深めたほうがパフォーマンスは高まる。

しかしある点以降は「検討すればするほど幸福感(満足感)が下がっていく」という現象が起こる。

それは「全てを叶えられないことへの絶望感」のようなもの。

また「合理的判断の罠」というものがある。

合理的判断の行きつく先は「自分の意思の抹消」「比較による欠乏感の増加」「満足感の減少」。

その結果、自分が叶えたいことが分からなくなる。

「自分はなにが欲しいのか。」

家を建てようと思った最初の頃を思い出してみる。

最終的には客観ではなく「主観」が大切になる。

 

「自分はなにが欲しいのか」では答えが浮かばない場合

「誰をどう幸せにしたいのか。」を考えてみる。

夫婦で家族でワクワク話をしていた頃を思い出す。

 

 

 

「新築の他に有効な代替案があるか。」

マンション、中古リノベ、建売、、

検討し返したがやはり長期的に見て新築のパフォーマンスを超える選択肢は乏しい。

家計が厳しいからこそ「被災したら価値がゼロ」「30年後に価値がゼロ」になるような住には高額な費用を掛けたくない。

家計が厳しいからこそ「万が一の際に売れる価値のある家」を選びたい。

また新築の価値は数値化できない部分も大きい。

一度きりの人生「住んでいて幸福感を感じる暮らし」を送りたい。

『家は家族の思い出の宝箱。』

その言葉をよく思い出す。

 

 

豊かな暮らしのつくり方。02ー『家は建てるな。』ー - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

 

「ではどんな新築を建てるべきか。」

「エスネルにどんな改善点があるか。」

検討を重ねたが明確な改善点は見つからなかった。

それはそもそもエスネルは『不要なコスト(トータルコスト)を抑える家を建てることで人生の自由度を向上させる。』がコンセプトで、そのために「小さな家」「高性能な家」を提案しているから。

そもそも不要なコストを設計していない。

イニシャルコスト(工事費)を抑えるだけではなく

・数十年間の冷暖房費の低減。
(電気代上昇時の影響低減)

・外壁張替等将来のメンテナンスコストの低減。

・被災時の修繕コストの低減。

・売却時の価値損失の低減。

など様々なコストパフォーマンスを考慮し

自分が欲しい最適バランスの家=『低支出で人生の自由度の高い暮らし、快適健康な暮らし、ワクワクのある暮らし』を設計、提案してきた。

 

また建材が値上げした(工事総額が増えた)からと言って安易に性能を下げることは推奨しない。

イニシャルコストが減らせてもトータルコストは増加する可能性があるから。

また「耐災害性」「健康な暮らし」「耐久性」に必要な性能は変わらない。

 

コストカットの余地があるとすれば内装、住宅設備などがメインか。

住んでからも入れ替えが出来る部分。躯体性能に影響がない部分。

また「どうしても叶えたいこと」以外はアウトソーシングするという割り切りも有効。
(書斎はカフェで、客間は旅館で、整った庭は公園で、)

「拘らないことに拘る。」という姿勢。

 

また「サブスクリプションサービス」や「保険」等の月々の支出の見直しも有効。

月9000円の支出低減は借入れ枠300万円分に相当する。
(概算。条件により異なる)

また「敷地の選定基準」を見直すことも有効。

土地に費用を優先し半端な家を建てることは推奨しない。

インターネットの普及により「その土地でなければならない理由」は減りつつある。

親が持つ土地に家を建てる方も増えてきている。

 

 

「空間のアウトソーシング。」必要十分な家づくりを。 - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

 

 

「家が持つ本質的価値は変わらない。」

コロナショックによる影響は端的に言えばお金の問題。

コロナ前と比べて「家が持つ本質的価値、幸福感」は変わらない。

 

 

【秘訣】『家を建てる意味、家の本質とは。』-思い出のアルバム- - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

 

 

「未来の〇〇ショックを防ぐには自給率の向上が必要。」

食料ショック、エネルギーショック、、、果ては戦争。

いつ起こっても不思議ではない。

全てギリギリの状況。

グローバル社会では「連鎖爆発」が起こることが身に染みて分かった。

今の状況は過去のしっぺ返し。

合理性を優先し製造を低賃金の国に外注してきた。

その結果、地政学的リスクは高まりコロナショックとして顕在化した。

この機会から学び、行動を改めていかなければならない。

(国産材活用、創エネ、廃棄物低減、食品ロス低減、環境負荷低減、、)

 

「自分(家族)を守るため。」

「未来(子供の将来)を守るため。」

「親や先祖が苦労の末つくり上げた場所(国)を守るため。」

これからの未来は今の大人が創る。

日本人一人一人に社会を創り直すほどの気概が求められている。

 

 

【自給率】『今起こっているウッドショック』と『いつか起こるエネルギーショック』について。「検討と行動は渦中ではなく事前に。」 - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

 

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思ったことを率直に書きました。

まとまりのない文章大変恐縮です。

最初に書いた通り、全てを叶える魔法のような答えはありません。

しかしこんな状況であっても『家が持つ価値』やもっと言うと『生きる喜び』はなにも変わらないと言うことに段々と気付けてきました。

 

最後に過去のブログをいくつか紹介します。

悶々と検討しているとき、自分の言葉を読み返して少し冷静さを取り戻しました。

過去の自分からエールをもらったようでした。

 

 

「空間のアウトソーシング。」再考②『家計。家を建てるリスクの再確認』。covid-19 update - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

【想い】建てるならフレキシブルな家を。「子供といる時間と持ち家の再評価。」 - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

家づくりを勧めない設計事務所『これからの家づくりの形』 - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

エッセイ。『帰る場所がある幸せ。』家の持つ本質的な価値。 - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

エッセイ。『子供の夢を育む居場所。』-床下空間の魅力- - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

【暮らし】『子供の成長と暮らし方の変化。』Y君の夢。家を建てる本当の価値。case.網川原のエスネル - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

【お客様の家】2階リビングのI様邸に訪問「住んでからの感想」 - 住宅設計エスネルデザイン

【I様の言葉紹介】................

実は持ち家派ではなく賃貸派でした。

家を持った今も考えは大きくは変わっていません。

しかし、奥さんや子供が毎日楽しそうに暮らしている。

それを見ていると家を建てて良かったと感じています。

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-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

 

 

 

 

 

【おまけ】................

以前僕が悩み落ち込んでいる時にある方から頂いた言葉を紹介します。

その方とは会ったことはありません。
(SNSのコメントでした)

そんな方から無条件、無根拠で言ってもらえた言葉にこれまで多くの勇気をもらってきました。

〇さん、ありがとうございます。

 

 

 

「大きく深呼吸して、一歩一歩です。

大丈夫、大丈夫です。

きっと上手くいきます♪」

 

 

 

 

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