【秘訣】エアコン故障時の保険『東京電力:住設家電修理サービス。』-エアコン購入時の要点-
こんにちは^ ^
エアコン故障時のリスク回避のひとつ
東京電力さんの住設・家電修理サービスを紹介します。
特に『ハイグレード(高価格)』の『冷房用エアコン』を購入された場合に有効です。
近年、短期間(10年以内)でのエアコン故障を聞くことが増えてきています。
特に冷房用エアコン。
理由は「冷房→エアコン内部で除湿(結露)→サビ→ガス漏れ」。
近年のエアコンは昔のモノよりもサビ対策が甘くなっているようです。
(改悪?設計寿命通りだから問題なし?コストダウンのため仕方がない?、、)
詳細は以前の記事をご覧ください。
【注意】近年のエアコンのグレードダウン「サビの発生」 - 住宅設計エスネルデザイン
【秘訣】『エアコンは選べない!』-エアコンの故障増加と保証の重要性- - 住宅設計エスネルデザイン
高額なエアコンが10年以内に壊れるのはショックですよね(+_+)
金銭的な負担だけでなく依頼や修理当日の手間、最悪の場合夏期に熱中症になるリスクも、
(暖房は他の暖房器具や服を着込む等で対策できるが冷房は対策しにくい)
無視できない問題です。
対策としては保険に入っていると良い。
(無理に我慢しなくて済む)
(誰の責任か、誰がお金を出すか等確認する手間も避けられる)
ではどのような保険が良いのか。
現在考えられるお勧めは2パターン。
1.家電量販店で長期保証(10年)のついた商品を買う。
これが一番シンプル。
エアコン本体も設置工事も保険も量販店に依頼する=責任や対応者が明確。
2.エアコン保険に別途加入する。
「家電量販店で長期保険がかけられない」場合
(割安商品、廉価グレードの場合にあり得る)
「施工店さんからエアコンを買う」場合
(基本的には本体保証1年、冷媒回路保証5年)
に特に有効。
またエアコン単体の保険ではなく「家電全般」を対象にしている場合が多い。
様々な家電にまとめて保険をかけられるのはシンプル良いと考えることも出来ます。
(その分、保険費用はかかる)
またはもうひとつの選択肢として
3.格安エアコン(廉価グレード)を購入し保険はかけない。
・壊れやすいのは冷房用エアコン
=効率が多少落ちても暖房より冷房費増の影響は大きくない
=冷房用エアコンは内部がカビやすい
→であれば格安エアコンを10年弱のサイクルで買い替える
→保険はかけない(イニシャルコストを抑え故障時リスクを許容する)
という選択もあり得ます。
【秘訣】『冷房エアコンのグレード再検討。』-コストパフォーマンス、付加機能、リスク対策- - 住宅設計エスネルデザイン
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今回は『2.エアコン保険に加入する。』の選択肢として
東京電力さんの住設・家電修理サービスを紹介します^ ^
特に『ハイグレード(高価格)』の『冷房用エアコン』を購入された場合に有効です。
※2024.2.12時点の状況です。
(保険内容や価格は今後変わる可能性があります)
※僕はこの保険を利用したことはありません(詳細は未確認です)。
※加入される場合は皆さま詳細をご確認ください。
以下画像出典:くらしTEPCO web。
(赤線、赤四角は当方加筆)
まとめると
〇月々450円でエアコン含む家電や住設機器の故障に対応。
(設置日購入日から10年以内の家電)
(経年劣化は保証対象外)
〇日本全国どこでも加入可能。
〇修理受付は24時間365日対応。
とかなり手厚い^ ^
サービス提供者が東京電力さん(大手)なのも安心感があります。
「月々450円×12か月×10年=5.4万円」
これを割安と感じるか割高と感じるかが判断基準となりそうです。
(東北電力さんでも「すまい安心サポート」という似た保険があるが価格は月々880円(下位互換?))
【追記:T様より】................
東電の家電保証、旧居で3回使いました^^;
(エアコン熱交換器交換、エコキュートの弁故障、洗濯機水漏れ)
入ってなければ結構な出費だったと思うので助かりました!
(現在は家電を買って10年を超えたので保証には入っていないとのこと)
(エコキュートはメーカーオプションの10年保証に個別で入っているとのこと)
................
最後に吉岡のエスネルのT様のエアコン購入について紹介します^ ^
T様は
長期保証(10年)のついたエアコンをネットで買う。
(設置は施工店に依頼)
を選ばれました。
玄人向けの選択ですが比較検討や各業者連絡が出来る方は有効です。
【T様ブログより】................
〈エアコンの購入、設置について〉
私の家では、エアコン本体と10年補償をそれぞれネット購入し、取り付けは工務店さんにお願いしました。
取付は当初、自身で取付業者さんを選定依頼するつもりで、近隣の取付業者の方をネットで探していましたが、最終的には工務店さんにお願いしました。
(取付工事のタイミングや、玄関屋根上取付であったり、梯子の要否など不確定要素もあったので)
(取付業者さんをネット上で探していた際は、取付価格を優先ではなく、スリーブの気密施工が可能か、オプション部材などの対応が柔軟そうか、などHP上に記載があるかを確認しつつ探していました)
保障内容については、メーカー保証とほぼ同基準とのことです。
ですので、冷媒漏れ等の故障は保証範囲内になるのではと期待しています。
(10年保障費用はエアコン1台で1万円程度)
施工当日は
①スリーブの気密処理
(工事当日は、工務店さんも立ち会い気密処理等行ってくださいました)
②断熱ドレンの採用
(標準のジャバラドレンホースに比べて、内部が平滑な構造のため、ドレン詰まりの可能性が低くなると考えて採用。※外壁材とドレンホースが触れる部位の結露低減効果も見込める)
③ダクトカバーのビスの長さ(防水紙に影響が出ない長さ)
の3点をお願いしました。
(中略)
また、ドレン末端部分には、自身でおとめちゃん(逆止弁)を取付ました。(虫侵入防止、ドレンホースからの空気流入防止)
あくまでも私の一例ですが、参考になれば幸いです。
村松:T様さすがですね^ ^ 脱帽です。
(T様は家づくり勉強、冷暖房運用、電力会社比較など非常にまめで熱心な方。(僕はT様ほどやれるか不明、))
(ドレン末端の逆止弁は「カビが詰まりやすい」というデメリットに注意(T様は理解済で定期点検も問題なし))
(まめに点検は面倒という方は設置せずで良いと思います)
【暮らし】『冷房の工夫。不織布フィルター設置。』ホコリ防止、風量低減による除湿効果。-吉岡、T様のブログ紹介- - 住宅設計エスネルデザイン
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エアコン購入は非常に悩ましいです。
イニシャルコスト、ランニングコスト(家の熱損失量等から計算)、故障リスク、付加機能、購入先、保険、、
「エアコンはコレがお勧めです」と設計士が言い切れれば良いのですが難しい。
故障確率は不明でリスクの取り方は建主様の価値観にも依存します。
設計士が出来ることとしてこうした情報発信に努めたいと考えています。
-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-
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