【秘訣】断面設計『広く感じる空間-勾配天井-床下収納。』空間の有効活用-小さな家を広く暮らす-
こんにちは^ ^
エスネルの『断面設計』の秘訣を紹介します。
広く感じる空間-勾配天井-床下空間。
空間の有効活用、小さな家を広く暮らす。
使える空間を最大限に活用する設計。
体感、機能、構造、コストパフォーマンス、、
包括的に検討した断面設計を紹介します。
エスネルは延床面積26-28坪ほどの小さな家が多い。
理由は『住にかかるトータルコスト(イニシャル-ランニング-メンテナンスコスト)の最適化。』
また『家族4-5人であれば26-28坪あれば十分』と感じているため(子育てはいずれ終わること、将来夫婦二人暮らしになることを考慮)。
面積でコストを抑える分、断熱-耐震-気密-防水性等は最高性能で設計。
『ちょうど良い小さな家。』
『年中快適で冷暖房費が抑えられる家。』
『災害時に住み続けられ復旧コストも抑えられる家。』
僕自身がそういう家を心から望んでいる。
(2025.自邸完成)
それを「エスネル」という形で提案し続けています。
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一般的に延床面積26-28坪の家は小さい。
しかしエスネルを見学頂いた方から
「(同様の床面積の家と比べて)とても広く感じる。28坪とは思えない。」
と感想を頂くことがあります。
そこには明確な理由があります。
それは「(面積が同じでも)容積が異なるから。」
『空間の有効活用』と『高さのメリハリの確保』がポイントです^ ^
具体的には勾配天井と床下収納。
これにより同じ面積でも+αの空間と広さ感を造り出す。
勾配天井により天井高が「低い部分」と「高い部分」が生まれる。
それが空間にメリハリを造り広さを感じる空間につながる。
1階リビングの場合は吹抜けを活用。
吹抜けは『高さのメリハリ-視線の抜け=広さ感』の他にも『採光拡散性』や『冷暖房空気の循環性』等にも寄与する。
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通常活用されにくい『屋根裏』と『床下』を内部空間として活用する断面設計。
壁や屋根で囲われた内部を出来る限り有効に使う。
「体脂肪率の低い引き締まった体」というような設計。
(「内部空間として活用する」=「冷暖房する室が増える」という裏面もある。→高断熱で冷暖房負荷を低減)
床下収納は物理的なスペースと共に「心理的なゆとり」も広げてくれる。
「心置きなく買い置きが出来る。」
(ティッシュ、飲食料品、備蓄用品、、)
「子供の作品やおもちゃを仕舞っておける。」
「モノの置き場を気にせず新しい趣味を始められる。」
小さな家ほど収納量を疎かにしないこと。
『収納量が十分な家=広く大らかに暮らせる家。』
床下収納についてはこちらをご覧ください↓
小さな家のまさに「縁の下の力持ち」です^ ^
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通常デッドスペースとなる階段の上の空間を活用した階段上ロフト。
意匠的にも構造的にも複雑な検討が必要になるが、その分特別な居心地の室が得られる。
「家をコンパクトに抑えつつ、多彩な室を得たい」と模索するのは僕の性分なのだろうと感じている。
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〈補足〉................
「エスネルが広く感じられる理由、広く暮らせる理由」は断面設計の他にも
■窓設計。
■戸や壁など仕切りが少ないプランニング。
開放感、視線の抜け、採光拡散性→広がり感。
■全館冷暖房。
家中暖かく涼しい→全ての部屋を年中快適に使える。
等も挙げられます。
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家は建てるのも暮すのも費用がかかる。
必要な大きさ、コストパフォーマンスは慎重に検討したい。
それらを押さえた上で『暮らしやすさ』や『居心地』を大切にしたい。
断面設計だけでもとても奥が深い。
設計士として、自分事として、今後も検討し続けたい。
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