【暮らし】『札幌Y様の暮らし紹介。』完成時との比較。サーモ紹介。-空を望む心地良い窓辺-
こんにちは^ ^
先日「ある用事」があり札幌のエスネルに伺ってきました。
完成から約1年。
Y様の暮らしの様子を紹介します。
『空を望む心地良い窓辺。』
『足元から暖かい空間。』
素敵な暮らされ方に感動しました。
札幌のエスネルは北海道札幌市に建つ2階リビングの家。
デイベッド、階段上ロフト、幅広コーナーサッシ、高レジリエンス設備、パッシブ換気、、
多彩な居場所、居心地を叶えるプラン。
・延床面積=28.1坪
・UA=0.20(G3)、q=53.5
・耐震等級3(積雪1.4m、Z=1.0)
・太陽光パネル設置(屋根、壁)
・杉板外壁×植栽
エスネル最上級グレード『eLX』。
(断熱性G3、耐震等級3(積雪考慮、Z=1.0)、太陽光、国産杉活用、植栽)
これからの時代を見据えた『超高断熱の小さな木の家』です^ ^
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札幌のエスネルは
〇基本設計:エスネルデザイン担当
(間取り、構造設計、詳細提案等)
〇実施設計:カイトー商会さん担当
(設備設計、パッシブ換気設計、施工等)
釧路市を中心に高断熱住宅を提案されているカイトー商会さんとのコラボレーション計画です。
旭化成建材さんがつないでくれた特別なご縁。
(ネオマフォームを造られている会社。エスネルでも採用している)
カイトー商会さん、旭化成建材さん、素晴らしいご縁を大変ありがとうございます。
現在の暮らしを完成時と併せて紹介します^ ^
〈完成時〉................
【南面(正面)】
壁付け太陽光パネルや窓を整えて配置した正面外観。
太陽光パネルが外壁に溶け込むようよう配慮している。
【南西面】
開く方角に向けてコーナーサッシを設け室内から抜けや採光を得る。
下屋(玄関ポーチ)を造り
〇周囲からの視線を抑えプライバシーを確保。
〇外と内の間に中間領域(半屋外空間)を造る。
〇建物の街への圧迫感を低減。
等を叶えている。
〈現在〉................
玄関ポーチは風雪を防ぐ風除室としても機能する。
暖かい室内から出てポーチで珈琲を飲むのも良い。
新潟しかり自然が厳しいところほど特別な半屋外空間は効果を発揮する。
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室内へ。
「玄関-2階への階段-床下階段」を併設させ『光の広がり』『視線の抜け』『広さ感』が得られるよう設計を行った。
靴やコートのための玄関収納も十分に確保している。
クリスマスツリー飾りが素敵♪
立体的な造形、空間の連続性がワクワク感につながる。
3.75帖のコンパクトな子供室。
ぬいぐるみのインテリアがとても素敵^ ^
Tちゃん、Hくん、さすがですね!
子供室は床面積は抑えているが天井高は取り容積を確保している。
ロフトベッドとの相性も良い。
オープン可動棚収納。
建具を省略し利便性、空間効率、空調-換気循環性を高める。
子供の成長により衣類ポールの高さを変えられて便利♪
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2階リビングへ。
〈完成時〉................
天井とカウンターの水平ラインが伸びやかさを生む。
〈現在〉................
家具や雑貨が入ると家に生命力が宿るよう。
Y様ご家族様の暖かさが感じられて感無量でした。
2階にはLDKの他にデイベッド、階段上ロフト、家族のワークデスクなど複数の居場所を設計した。
1階に個室と水まわりを集約することで2階は多彩な居心地が広がる空間となっている。
『小さな家を広く豊かに暮らしたい。』
という想いがある。
〈完成時〉................
空へ視線が抜けるコーナーサッシ。
〈現在〉................
広さ感を得つつ冬の日照(明るさ、日射熱)を取り入れる。
内外明暗差、高反射ガラス、窓位置などにより『室内から外はクリアに見え、外から室内は見えにくい。』
ハニカムシェードを下げた様子。
紙障子のような柔らかい光が広がる。
サッシ枠の消える特別な窓設計。
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コーナーサッシの対面にソファを配置。
座ると自ずと視線が上方の空へ向かう。
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ダイニングチェアに座った際の視線も窓先へ抜ける。
完成見学会に訪れた際「立って」窓を見られる場合が多いと思われる。
しかし実際の暮らしではお茶を飲む、談笑するなど窓は「座って」感じる場合が多い。
『座った際の窓位置、窓高さ』の検討が心地良い居場所を造る上で重要になる。
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窓上はカーテンボックス(天井がその分下がっている)。
それにより『窓上の境界が曖昧になり天井面より上まで窓が続いているような抜け感のある心地』が生まれとても気持ち良い。
ダイニングとリビングを緩く仕切るオープン棚。
視線や空調空気は遮らずに『前後の空間の空気感』に違いを造り出す。
物理的には連続しているが心理的には緩く仕切るという設計的工夫。
【Y様奥様の感想】................
2階の窓が本当に気に入っています。
景色や光や開放感がとても気持ち良いです。
小さな家ですがとても広く感じています。
朝起きたらカーテンをすぐに開けて日中は開けっ放しで過ごしています。
夜もギリギリまで閉めません。
新居の感想は「不満がない。」
寒いところがない。
結露しない。
(アパートは結露→カビがすごかった)
不便なことがない。
居る時間が長いからLDKが広いのが嬉しい。
1階は寝るだけだから小さくて良い。
夏は涼しく冬は暖かい。
冬でも大人も子供もみんな裸足で過ごしている。
Y様、快適に心地良い暮らしを送られているようでなによりです^ ^
【夜の様子】................
Tちゃん、Hくんに「新しい家はどう?」と聞いたら
「すき!」
「あたたかい♪」
こちらが心が暖まりました^ ^
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サーモ測定の様子を紹介します。
測定日時:2024.12.4。9:00頃。
外は雪が降り気温は氷点下。
(内外明暗差やガラスの反射により外から室内が見えにくい様子が分かる)
サーモ画像を見て頂く前に「サーモ画像を見るときの注意点」をご確認くださいm(_ _)m
S邸リノベーション。17「サーモグラフィ調査①『注意点』。」 - 住宅設計エスネルデザイン
注意点をまとめると
①表示温度に誤差があること。
②温度差の印象操作が容易にできてしまうこと。
※サーモ計測器は「FLIR ONE(Gen3)」。
精度の誤差は数℃(おそらく±1~3℃程)ある。
→複数のサーモ画像の温度を見比べるより「1枚の画像の中の温度差のありなし」に注目して見ると有意義。
外部は概ね外気温と同様(-2~-1℃)。
〈1階子供室〉
天井-壁-床:23℃前後。
暖房は床下設置の温水放熱器のみ(設定温度21℃)。
足元から暖かく快適♪
〈2階LDK〉
天井-壁-床:23℃前後。
床下→1階→2階と暖気が上がって来ていて1階同様に足元から暖かく快適。
〈2階キッチン〉
LDKと同様。
温度ムラがなく足元から暖かい。
外気が氷点下の札幌であっても超高断熱や下階から暖める暖房方式により快適な空間が叶うことが分かる。
【サーモ】真冬の超高断熱『2階リビング。温度差のない暖かい家。』case.燕仲町のエスネル - 住宅設計エスネルデザイン
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最後に、冒頭に書いた「ある用事」について。
札幌に伺ったのは旭化成建材さんが主宰するWEBセミナー「ネオマアカデミー」の撮影のためでした。
次回のネオマアカデミーに登壇させて頂きます^ ^
旭化成建材さん、特別な機会を大変ありがとうございます。
撮影もその後のお話もとても有意義でした。
セミナー配信楽しみにしています♪
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Y様、大変ありがとうございました。
素敵な暮らしを拝見できて嬉しかったです。
2階の窓、最高ですね^ ^
これからの暮らしも楽しみにしています。
-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-
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