【自邸-16】検討メモ紹介『自邸の間取りが出来るまで。』家づくりの物語。-僕の生きてきた道-

【自邸(森のエスネル)】

こんにちは^ ^

『自邸の間取りが出来るまで。』

これまでの検討メモを紹介します。

「検討の中で変わったこと、変わらないこと。」

「なにを大切にしたいのか。」

「どういう暮らしが叶えたいのか。」

自邸検討の過程はそのまま僕の生きてきた道となっています。

 

 

 

二十代初めに家づくりの仕事に就いてから

「どういう家が良い家なのか。」

「どういう暮らし、どういう人生を送りたいのか。」

「幸せとはなんだろうか。」

ということを考えてきました。

若い頃は経験も足りず明確な答えは見えませんでした。

そのヒントを探しに世界を旅したりもしました。

 

 

WJD.05『幸せを探す旅。-プロローグ2ー』 - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

【WJD-建築スケッチ01】フィンランド・フランス編「アアルト・コルビュジエの建築たち」 - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

旅から帰国し幸運なことに素晴らしい設計事務所に入ることができ、住宅設計について専門的な経験を積みました。

知識的なことよりも設計者としての『姿勢』を学ばせてもらったと思っています。

経験を積む中で上の問いへの自分なりの答えが見えてきました。

「自分が考える良い家、暮らしを提案したい。」

という思いから独立しエスネルデザインを創業しました。

 

 

2018.3.31『オーブルデザイン退職日。』5年間の感謝を込めて。 - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

『エスネル』とは。ーコトバの意味ー - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

エスネルとは『僕が考える良い家、豊かな暮らし』です。

合わない人もたくさんいます。

しかし、ドンピシャで合う方もいらっしゃる。

「こういう家が欲しかったんです。」

「こういう暮らしがしたかったんです。」

その時、お互いに大きな幸せを感じていると思っています。

 

 

暖かくて経済的負担の少ない家を。 - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

『設計士が設計する家を。』 - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

独立したのが三十代前半。

現在四十代手前。

振り返ると、僕の三十代は自邸検討の物語でした。

建主様から頂いたご要望を

「僕がここに住むならどういう家にしたいか。」

「長期的に考えて〇〇様が豊かに暮らすためにはなにがベストだろうか。」

建主様の家を「自分(が幸せになるため)の家ならばどうするか」と考え設計を行ってきました。

他人事ではなく『毎回自邸を建てている』感覚。

その結果、質の高い検討-挑戦-実測-改善を繰り返して来れたと感じています。

 

 


エスネルデザイン新築1棟目、網川原のエスネル。
全てはここから始まった。
コンセプトやデザインは現在も変わらずエスネルの軸として在り続けている。

 

 

【お客様の家】築2ヶ月の網川原のエスネル訪問②「エスネルに住んでみての感想♪」 - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

これまで設計してきたエスネルはほぼ総二階、凹凸のない四角い平面。

固執しているわけではなく素直にそうなった。

〇コストパフォーマンスが高い。
〇強くシンプルな構造。
〇表面積が最小=熱の逃げを低減。
〇施工性が高い。気密が取りやすい。

総二階、凹凸のない平面は図面を見ても建物を見てもとても気持ち良い。

シンプルで力強い。

表面的なシンプルではなく本質的なシンプル=素直な設計を追い求めたい。

 

 

【message】『素直な設計を。』-理に適った自然体の設計- - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

【秘訣】総二階プランのススメ『構造・熱損失・コスト』大きなメリットたち。 - 住宅設計エスネルデザイン

 

 


長倉のエスネル。

 

また『下屋』『ルーバーポーチ』『植栽』『高基礎』『シンプルな換気空調』等も創業時から変わらないこと。

提案してきた家=心からこの形が欲しいと感じている。

ある方から言われて嬉しかったこと

「村松さんの自邸はこれまでのエスネルそのままですね。

いつも提案している家と自邸に差がないことはすごいことだと思います。

と言われ「なるほど。そうかも。確かにそうだなぁ。」と心がじんわり暖かくなった。

『自邸がこれまで提案してきた家と変わらないこと』は僕の誇りなんだと気づかされました。

 

 


現在の自邸の素案(2020)。
延床24坪の中に叶えたい本質が詰まっている。

 

また近年は「(まだ建っていない)僕の自邸をベースにしたプランを提案する」という逆転現象も起こっている。

自邸プランの素案を建主様にお見せしたところ

「我が家もこのプランでお願いします。」

と言って頂けたことが度々あった。
(とても嬉しかったです)

僕もまた「このプランは(自分が建てたいほどに)お勧め」と思っていたので両者の思いが合わさり自邸プランは僕の自邸が建つ前に実現することとなった。

現在、自邸プランをベースにした家は6棟ほど建っている。

 

 

【暮らし】吉岡T様の暮らしと感想『2階リビングの満足度。』奥様の言葉「不満のない家。」 - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

【暮らし】『燕仲町I様の暮らし紹介。』完成時との比較。-多彩な居場所、心地良い窓辺- - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

【esTV】ルームツアー動画.柿崎のエスネル『田園風景を楽しむ二階リビングの暮らし。』 - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

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僕の自邸について。

検討メモ、検討過程を紹介します。

(前置きが長くてすみません(^_^;))


旅中のメモ(2012)。
自邸をベースとした1階リビングプラン。


『Flexible Room』『Private Nature』。

エスネルのコンセプトの原型。


『Compact House』『Less is more』。


『9坪ハウス』自邸の検討。

 

詳細はこちらをご覧ください↓

 

【prologue-3】過去の自邸検討を振り返える。『建築旅ノートvol.1(2012)』 - 住宅設計エスネルデザイン

 

 


僕の実家のプラン検討。居心地の秘訣を探る。

『複数の居場所、多彩な居心地』というヒントがあった。

 

 

【秘訣】『季節を感じる窓辺。』花見、日射遮蔽、紅葉、雪見。-実家の窓- - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

エッセイ。『世界で一番落ち着ける場所。』-家の価値。実家のありがたみ- - 住宅設計エスネルデザイン

 

 


広い室が1つ=大味、単一的△
→『異なる居場所をゆるやかに連続させる〇』

 

 

【秘訣】『心が休まる心地良い居場所。』これからの家に望まれるもの。-エスネルが叶えたいこと- - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

【秘訣】『多彩な居場所の作り方。』空間ごとに色分け。-小さな家を広く住む。自邸プランの変遷- - 住宅設計エスネルデザイン

 

 


『Play kids room』『 Work kids room』。

→子供室のコンパクト化。

 

 

【秘訣】子供室の再構成『プレイキッズルームとワークキッズルーム』-空間のシェア・フレキシビリティ- - 住宅設計エスネルデザイン

 

 


『2階リビング』への思い。

『小さな家』への思い。

 

 

【本紹介】自然と共に暮らす『小さな森の家。吉村順三』軽井沢の山荘。-自邸-2階リビングへの思い- - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

【秘訣】『2階リビングの魅力とは。』良い点・不安点の総まとめ。「どういう方に向いているのか。」 - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

「暖かい小さな家。」エスネルデザインが提案したい家。 - 住宅設計エスネルデザイン

 

 


「SOHO(自宅の仕事場)」のあるプラン。
こういう暮らしは今後広がっていくと想像している。

→『ワークWIC(家族の作業場)』という新しいコンセプトへ。

 

 

【暮らし】ワークWIC、デイベッドの魅力。『人生が豊かになる暮らし。』case.諏訪W様 - 住宅設計エスネルデザイン

 

 


自邸プラン(完成形)。
小さな家の中に複数の居場所、多彩な居心地を設けた。

 

 

【秘訣】『窓辺と窓正面の居心地の違い。ソファ配置の秘訣。』-小さな家を豊かに暮らす- - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

【暮らし】特別な居場所『デイベッド。』子供の遊び場、夫婦で、一人でくつろぐ。case.燕仲町 - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

【自邸-08】設計追い込み中『森を眺める出窓ベンチ。』-自邸を自分で設計する苦悩と幸せ- - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

 

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自邸検討の歴史は僕にとって大きな財産となっている。

建主様への提案に活かせるものであり、個人的な大切な思い出。

「自分の家を建てるって本当にすごいことだな。」

面白い、迫力感、感謝、職人の手仕事、新しい暮らしへのワクワク、家族の笑顔、、

今、様々な感情が湧き上がっている。

 

 

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

 

 

 

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