【秘訣】真夏の超高断熱『サーモグラフィ紹介。』温度差のない空間の快適性。case.自邸2026
こんにちは^ ^
2026年の夏も暑い日が続いていますね。
自邸の2年目の夏、とても快適に過ごしています。
真夏の超高断熱『サーモグラフィ』紹介。
温度差のない空間の快適性。
それぞれまとめました。

自邸-森のエスネルは新潟県柏崎市に建つ2階リビングの家。
デイベッド、階段上ロフト、出窓ベンチ、ワークWIC、マルチWIC、、
多彩な居場所、居心地を叶えるプラン。
・延床面積=27.9坪
・UA=0.22(G3)、q=61.1
・耐震等級3(Z=1.0、積雪量1.5m)
・太陽光パネル設置
・杉板外壁×植栽
エスネル最上級グレード『eLX』。
(断熱性G3、耐震等級3(積雪考慮、Z=1.0)、太陽光、国産杉活用、植栽)
これからの時代を見据えた『超高断熱の小さな木の家』です^ ^
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................
2026年自邸、冷房時の室内の周囲温をサーモグラフィで紹介します^ ^
「自邸の詳細(プラン、換気空調方式など)」や「サーモグラフィを見る際の注意点」については下記↓をご覧ください。
【秘訣】真夏の超高断熱『室温-冷房費-サーモ-快適性。』エスネル式換気空調設計。case.自邸 - 住宅設計エスネルデザイン
【補足】................
2025年サーモ計測器は「FLIR ONE(Gen3)」、今回の2026年サーモ計測器は「FLIR C5」。
上記の温度差は以下の通り。

・ONEもC5も精度は±1~3℃程。
(おそらくC5がより正確)
→サーモ画像の温度(値)を見るより「画像内の温度差の程度」に注目して見ると有意義。
説明をもうひとつ。

温度バー(サーモ画像の右端にある温度と表示色の関係を示したバー)の最高温・最低温の設定は変えることが出来る。
これを固定(すべて同じ最高温度~最低温度)すると中間の温度の色が画像毎に変わってしまう(→分かりにくい)。
温度と色をある程度固定できるよう
青(とても涼しい):25℃以下
緑(涼しい):26℃程
橙(普通):27℃程
赤(暑い):30℃以上
と表示されるよう温度バーの最高温度と最低温度を画像毎に調整した。
(→詳細な温度数値を見なくても感覚的に読めるように)
夏の快適な表面温度(上限)は概ね26-28℃程。
なので「青~緑~橙であればOK」と読んでもらえればと思います。
【サーモ測定の概要】................................
目的:真夏の超高断熱の室温の調査
調査日時:2026.8.6.15:00
場所:新潟県柏崎市
外気温:32℃程
建物性能:断熱性UA=0.22、気密性C=0.1
冷房:家庭用ルームエアコン(6畳用)1台。
換気方式:熱交換なし換気扇(自然給気口、機械排気扇)

晴天の真夏日。

測定日の1-2階室温、外気温、冷房消費電力。
〈備考〉
・エアコンカビ対策(内部乾燥)のため送風や内部クリーン運転を行っている。
・太陽光発電ありのため日中に強めに冷房-除湿を行っている(自家消費率向上)。
(当日は撮影時を除き不在。在宅時は室温25-26℃となるよう設定を調整している)

ではサーモ測定結果を紹介します^ ^


【2階リビング(西)】................
天井(スポット1):24.4℃
壁(スポット2):23.8℃
床(スポット3):23.2℃
窓(ブラインド開)(スポット4):27.6℃
・天井-壁-床の温度差が少なく快適温=心地良い。
(超高断熱+全館空調の効果)
・窓からの放射熱も不快感はない。


【2階リビング(南西窓)、ブラインドあり】

【2階リビング(南西窓)、ブラインドなし】
最高温部(スポット3、直射部):41.1℃
南(南西)面の直射は局所的かつ短時間のため影響は大きくない。
(太陽高度が高く照射面が狭まる、ガラスの反射が効く、屋根の出による遮蔽が効くため)
体感的にも問題は感じていない。


【2階リビング(北西)】................
夏の午後の日差しが北西面の窓に直射する。
しかし、天井-壁-床の温度差は1℃以下。


窓中央部(スポット4):31.0℃
最高温部(スポット5):37.8℃
(ブラインドあり)
窓に面して座れば放射熱で暑い。
しかし、窓から1-2m離れれば気にならない程度。
夏の西日は太陽高度が低く窓に直射しやすい。
また、日が当たる時間も長い。(南面に比べ)
この窓からの日射熱侵入はあるがこの時の室温は23.8℃。
窓への直射があっても6畳用エアコン1台で冷房可能範囲内。
また、自邸では湿度を下げるため敢えて日射熱を取り入れている。
(冷房負荷を増やしエアコンをより稼働させ除湿量を稼ぐため。室温を下げ過ぎないため)
※「冷房費低減優先」「窓辺の暑さ低減優先」であれば窓の外に遮熱シェードをするのも有効。
(設置手間やコストパフォーマンスと共に要検討)


【2階リビング(北東)】................
・天井-壁-床の温度差が少なく快適。
・直射が当たっていない面の窓の温度は高くない。
(トリプルガラス。日射遮蔽タイプ)


【2階リビング(南東)】................
・天井-壁-床の温度差が少なく快適。
・エアコン上の給気口から新鮮空気(外気)が入って来ている↓。


エアコン上に設置された給気口。
(右はサーモ撮影のためあえてカバーを外した)

スポット2≒外気温。
換気で入ってくる新鮮空気=高温多湿な外気を即エアコンに入れ除湿冷房する設計。
新鮮空気(高温多湿)を室内に拡散させないこと=『給気口とエアコンが近いこと』が要点となる。
〈エスネル式換気空調-概念図〉................

【秘訣】エスネル式換気空調設計。『換気と空調の経路を揃える。』-シンプルな設計で快適性を得る- - 住宅設計エスネルデザイン


階段周辺も温度差ほぼなし。
→2階エアコンから1階へ冷気が広がっていることが分かる。
開放性の高い階段(オープン手摺)である点も冷気を広げる重要ポイント。
(壁型の仕切りの場合冷気は広がりにくくなる。吹抜けなども同様)


トイレも温度差ほぼなし。
一般的にトイレはエアコン冷気が届きにくく暑くなりやすい。
『トイレが涼しいこと(他の室と温度差がないこと)』は地味にとても嬉しい。
この辺りは全館冷房を考慮した換気空調設計の真価を感じるところ。
「夏にトイレが涼しいか、冬にトイレが暖かいか」まで検討し設計された家を叶えたい。
(トイレの配置、窓の有無、換気扇の種類など検討点は多数)


個室(南西向き、窓に直射あり)も温度差ほぼなし。
(測定時1階室温:25.3℃)
『窓サイズ(特に高さ)を必要最小限に抑える』『窓上に直射を防ぐ庇設置』など日射熱を低減する工夫が効いている。(2階窓も同様)


洗面-洗濯-脱衣室も温度差ほぼなし。
トイレ同様これもとても嬉しい。


玄関ホールも温度差ほぼなし。


床下への階段部も温度差ほぼなし。
『床下の開放性』『換気設計』が効いていることが分かる。


床下内も温度差ほぼなし。
床全面に断熱材を敷いている効果が確認できる。
床全面に断熱材敷き=『床に段差がない』ことは移動性や清掃性でも利点が大きい。
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床下に分電盤や太陽光発電のパワコンを設置できるのも良い。
(1-2階をスッキリさせられる)
特にパワコンは大きな熱を発する(発電時400Wなど)。
(サーモ撮影時は発電中。最高温部は50℃以上)
熱を発するものは床下に置けると嬉しい。
〇1-2階が暑くなりにくい(1-2階に設置する場合に比べ)。
〇床下の室温を上げる=湿度が下がる→カビリスク低減に寄与。
〇冬は床下の暖房、1階床温を高めることに寄与。
最後に外部を紹介します。


【南西面(直射あり)】................
2階日陰部(スポット1):42.2℃
2階日向部(スポット2):50.5℃
温度差から屋根や庇による日射遮蔽効果が感じられる。
窓設計(サイズ、レイアウト、ガラス性能、庇-屋根、、)はとても奥が深い。
夏-冬の日射熱コントロール、採光、視線の抜け、眺望確保、外観デザイン、防水-気密性、コストパフォーマンス、、
様々な要素を包括的に検討し形を造り上げていく。
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【北西面(直射あり)】................


【北東西面(直射なし)】................
以上です。
体感上も不足感は全くなく快適な暮らしを送っています^ ^

................
家中どこでも温度差を感じない=心身ともに快適。
心地良い夏を過ごすことが出来ています。
それらが手間やコストを抑えながら実現していることにも大きな満足を感じています。
これからより暑くより長くなる夏。
想像、測定、実体験を基により良い設計を追求していきたいと考えています。
-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

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真冬の自邸の様子はこちら^ ^↓
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